画像処理と言っておりますことの中身は、画像変換、画像計測、そして画像生成の3つに分けることができます。
最初の画像変換といいますのは、画像処理装置に入力された画像データを別の形式の画像データに変えることです。
例えば、濃度変換、雑音除去、2次元フーリエ変換、輪郭抽出などがこれに相当します。
次に、画像計測ですが、これは、画像データを測定して、個数、長さ、面積などの数値データを得ることを言います。しかし、一般には、入力画像に対して先の画像変換を行ない、必要な部分だけを残した画像データが対象となります。また、得られた数値データを元に画像のパターン認識を行なうこともできます。
最後の画像生成ですが、これは一般にコンピューターグラフィックスと呼ばれているもので、入力された画像データや数値データを元にコンピューターを用いて画像を作り出すことをいいます。ワイヤーフレームモデルやサーフェスモデルに光線追跡法などを用いて立体像表示することやCAD(Computer Assisted Design)などがこれに相当します。
画像処理における画像の入力ですが、通常は、テレビカメラからの画像をデジタル化して処理装置に入力します。
実験実習支援センター画像処理室のテレビカメラは顕微鏡に接続してありますが、テレビカメラにズームレンズを取付けて写真や図表も取り込むこともできます。
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Last Updated 2005/06/22