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医学総合特論パイオニアセミナー
第117回実験実習支援センターセミナー


Chernobylに学ぶ
ー科学者としていま何をすべきかー

演 者

小島 秀人(滋賀医科大学 生化学・分子生物学講座 再生・修復医学部門 教授)

日 時

平成28年6月20日(月)17:40〜19:20

場 所

臨床講義棟1階 臨床講義室1

講演要旨

原子力発電所の事故に伴う環境ならびに人体への放射能汚染の影響は、原子爆弾の実験や戦争での使用、ならびに過去の原発事故などから被害の規模とその対策が想定されていたはずである。たとえ福島で起こった事故自身が、想定外の規模の事故であったとしても、起こった規模に基づき、想定された対策がなされているはずである。演者は原発の専門家でも放射線物理学者でもない。また、原爆と原発をいっしょにして、人類の功罪を議論するつもりもない。ただ、放射性同位元素を使って研究してきた1研究者であり、放射線を使って診断治療を行ってきた1医師であり、そして放射線の生物学的影響を医学生に講義している1教員である。従って、このセミナーでは1科学者として、1986年(およそ30年前)に起こったチェルノブイリ原発事故からどのようなことが学べるのかを様々な文献を通して考え直してみる。そして、医学的な立場から、今後どのようなことに注意して診療しなくてはならないのかを考えてみる。参考にした文献すべてが必ずしも正しいとは言えないが、医師としてできることはたくさんあるように思われる。
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Last Updated 2016/5/30