前田 大光(立命館大学生命科学部教授)
平成29年1月24日(火)17:00〜
臨床講義棟1階 臨床講義室2
有機合成手法を駆使して所望のπ電子系を構築し、非共有結合相互作用を利用した適材適所への配置により、半導体物性や光電変換能を発現する機能性材料への展開が可能となる。われわれのグループでは、イオン会合能を有するπ電子系を合成し、そのイオン会合体を疑似的なπ電子系イオンとして利用することで、イオンペアからなる次元制御型集合体(低次元性結晶、超分子ゲル、液晶など)を創製し、電子物性の探索を行ってきた。本講演では、ピロール環を構成ユニットとするイオン応答性π電子系の基礎的な性質にも焦点をあて、溶液中での発光物性やキラル光学特性も含めて、化学センサとしての可能性に関して、具体例を挙げて紹介する。[1]
[1] 羽毛田洋平・山門陵平・前田大光 有機合成化学協会誌 2016, 74 (3), 243–253.
生命科学講座 化学・実験実習支援センター 共催
本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです |
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Last Updated 2016/12/20