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第140回実験実習支援センターセミナー


ブロックチェーンを用いたヒト歯髄細胞の流通・製造トレーサビリティーソリューション:ShizuiNet

演 者

手塚 建一(岐阜大学大学院医学系研究科再生機能医学分野 准教授 / One Medicine 創薬シーズ・開発育成研究教育拠点(COMIT)/ 株式会社しずい細胞研究所 代表取締役 )

日 時

令和7年7月10日(木)16:30〜17:30

場 所

一般・基礎講義棟2階 B講義室

Zoom URL

https://zoom.us/j/96788575519?pwd=ZckHdFariQPbcpbWzVqnhQszRvGe2R.1
ミーティングID: 967 8857 5519
パスコード: 286331

講演要旨

 歯髄細胞は親知らずや乳歯などの医療廃棄物から得られる再生医療用材料であり、骨再生、脊髄損傷、歯周病などの治療に利用できる他、iPS細胞の原料としても優れていることがわかっている。だが、実際に約20年間300人分の歯髄細胞ストックを構築・運用した経験から、移植用細胞の大量流通・製造の実現化には、多くの施設で「共有」できる柔軟なトレーサビリティシステムが必要であることがわかった。特に今後生体材料の流通が量が増えて、品質管理にQuality by Design(製品の品質を、事前の計画と開発段階での詳細な設計を通じて保証する体系的アプローチ)が必要となると考えられ、それを実現する方法論が切望されている。
 再生医療に用いられる細胞の流通と製造を記録し、トレーサビリティを実現するシステムShizuiNetをブロックチェーン技術を用いて設計・検証したので、その背景や技術要素について概説する。ShizuiNet技術は、流通工程だけでなく、製造工程にも応用できると考えている。現在BioTraceというAI補完型の研究データ記録システムの開発にも着手しており、講義では、新しい研究DXの取り組みについても紹介できるだろう。

文部科学省AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業ユースケース創出事業・生理学講座統合臓器生理学部門・実験実習支援センター 共催

 ▼セミナーポスター


 本セミナーは大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです 

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Last Updated 2025/06/16