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配置図配置ガイド

遠心機

遠心機について

 遠心機は、試料を高速で回転させ、その時得られる遠心力を用いて、試料を密度の差で分離するための装置で、試料に遠心力をかけるためのローターとそれを回転させるための駆動部よりなっています。そして、安全確保のため回転部は丈夫なチャンバー内に収められています。

 遠心機には、低速遠心機、高速冷却遠心機、分離用超遠心機等があり、また、ローターにも固定角ローター(Fixed-angle rotor)、水平ローター(Swinging-bucket rotor)、急速密度勾配で短時間で分離するのに用いる垂直ローター(Vertical tube rotor)などがあり、それぞれのローターには、容量、最高回転数が決められています。実験の目的に合わせて最適なものを選択する必要があります。

遠心機の種類

低速遠心機
 最高回転数3,000rpm程度の遠心機で、試料中の比較的大きな粒子(培養液中の培養細胞や、血球等)の分離に用います。試料を冷却できるものもあります。
(日立CF-7D2、ベックマンGPR)
高速冷却遠心機
 最高回転数20,000rpm程度の遠心機です。試料の温度が空気との摩擦熱で上昇しないように強力な冷却機を備えています。冷却の必要な試料や、低速遠心機では分離できない粒子の分離に用います。ローター室内を減圧(0.5気圧程度)するものもあります。
(ベックマン HP-25、HP-26、J-E)
分離用超遠心機
 最高回転数が数万rpmの遠心機で数十万gの遠心力を得ることができます。ローターを非常に高速で回転させるのでローター室内を高真空に保つような仕組みになっています。この遠心機は、強大な遠心力を必要とするようなミクロソームや、リポタンパク質等の分離に用います。微量試料を迅速に遠心できる小型のものもあります。
(ベックマン Optima L-90K、Optima TLX)

ローターの種類

固定角ローター(アングルローター)
 通常の遠心分離にはこのローターを用います。
アングルローターには、色々な種類(駆動軸に対する遠心管の角度や容量)があるので目的に応じたローターを選ぶことが必要です。
水平ローター(スウィングローター)
 このローターは遠心管を挿入したバケットがローターの回転と共に遠心方向にスウィングし、水平になるものです。バケットは常に遠心力の方向に向いているので、試料が舞い上がったり密度勾配が乱れたりしないため、主に密度勾配法による遠心分離に使用します。

遠心管について

 遠心分離を行なう試料は遠心管と呼ばれる容器に入れます。遠心機やローターに色々な種類があるように、遠心管にも色々な種類(材質、形状)があります。使用するローターに適合したもの(サイズ、耐荷重)を選ぶことは言うまでもなく、使用する溶媒への耐性や、滅菌の必要の有無などから判断し、適切なものを用いることが必要です。

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Last Updated 2005/6/20