庫内の炭酸ガス濃度を一定に保つことの出来るインキュベーターで、炭酸ガス培養器とも言います。主に、動物細胞の静置培養に利用します。動物細胞を培養する際、培養液に重炭酸ソーダーを加えて緩衝液としますが、シャーレの様に開放系での培養では炭酸ガスを導入して培養液を適切なpHに保つ必要があります。このため、庫内の炭酸ガス濃度を約5%に保ち、また、培養液の蒸発を防ぐために湿度を100%に維持できるようになっています。
Last Updated 2012/2/22