滋賀医科大学国立法人滋賀医科大学実験実習支援センター国立大学法人滋賀医科大学実験実習支援センター Central Reseach Laboratory Shiga University of Medical Science
TOPページに戻るサイト内を検索するサイトマップリンク
機器部門RI部門配置図セミナー産学連携学内向け
RI部門

RI研究施設利用方法マニュアル


RI研究施設利用方法マニュアル (案)

1. 利用登録・手続き

RI部門のRI研究施設を利用し始めようとする時は,研究協力課に放射線業務従事者として登録の申請を行う。健康診断,新規教育訓練を受け,ルクセルバッジの取得をする。登録後「RI研究施設利用願」を支援センター事務室に提出し,承認を得る。「入退室用のカード(職員証,学生証)」の発行を受ける。

2.利用日時

RI研究施設を利用できる日時は,土曜・日曜・祝祭日および年末年始,休館日等の実験実習支援センター長(以下,支援センター長)があらかじめ公示する日を除き,毎日8:30〜17:15である。それ以外の日時における利用は「時間外利用」となる。利用を開始してから3ヶ月経過後,あるいは,教員の指導のもと24時間以上訓練を受けたと認定された後に,「RI研究施設時間外利用申請書」を提出し,承認を受ければ「時間外利用」できる。休館日等,支援センター長があらかじめ公示する日時にはいかなる場合も利用できない。

3.入退室の方法

RI研究施設の入退室の際には,職員証,学生証またはRI部門で発行する「入退室カード」が必要である。初めて入室する前に「入退室カード登録申請書」を支援センター事務室に提出する。

(1) 入室:「入退室カード(職員証,学生証)」をカードリーダーに通すことにより指定されている出入り口の開錠を行う。必ずルクセルバッジを携行する。白衣,荷物等はロッカーに入れ,管理区域に持ち込むものは必要最小限にする。「すのこ」の前後で履物・スリッパを履き替え,施設内では黄衣を着用する。

(2)退室:汚染検査室で手の洗浄を行う。あらかじめ,ハンドフットクロスモニターのカードリーダーにカードを通しておく(ドアの開錠と連動)。そして,ハンドフットクロスモニターにて,手指,足,衣服の汚染をチェックする。汚染がなければ黄衣を脱ぎ,カードを出入り口のカードリーダーに通し,ドアを開ける。時間外利用のときは,最後の退出の前に「時間外利用チェックリスト」に記入し、提出する。

4.RIの取出し

RI研究施設利用の承認を受けた者は,RI貯蔵室からRIを取出すことができる。「時間外利用」の承認を受けた者は時間外にも取出すことができる。ただし,初めてRIを取り出す時には,RI部門職員に説明をうける必要がある。

「入退室カード(職員証,学生証)」をRI貯蔵室のドア付近にあるカードリーダーに通して開錠する。取り出しの時にはその都度,「使用数量チェックリスト」「放射性同位元素の受入,使用,保管および廃棄の記録」に記帳する。取り出したRIはすべて廃棄扱いにするか,あるいは,残りを直ちにRI貯蔵室に返却することとし,RI貯蔵室外で保管してはならない。残りを返却した場合は記録簿にその量を記載する。掲示してある注意事項を厳守のうえ入退室する。帳簿はRI部門職員が毎日チェックを行い,記帳等を怠る者に対して,RI部門職員,放射線取扱主任者の具申を受け,センター長はRI研究施設の利用停止の警告および措置ができる。

5. RIの廃棄 

使用したRIはその日のうちに廃棄したものとして,日本アイソトープ協会の廃棄物分類表により分類し,「廃棄物カード」に記入する。「放射性同位元素の受入,使用,保管および廃棄の記録」にもドラム缶番号,数量を記入する。廃棄物は,RI部門職員に連絡し,廃棄物保管室へ持って行く。いかなる場合も,廃棄物を共有スペースに放置してはならない。

6. RIの購入

RIを購入する時は「アイソトープ申込書」に必要事項を記入し,支援センター事務室にて記帳・押印を受ける。(日本アイソトープ協会へ電話による確認をする)。申込書の控を発注書とともに会計課用度係に提出する。

7. RIの譲渡・譲受 

支援センター事務室に譲渡・譲受を行うことを申し出て,「放射性同位元素(譲渡・譲受)許可願」を提出する。

8. 実験台の貸出しと利用法

実験台には各研究室に貸し出す実験台と共通に使用できる共通実験台とがある。実験台は常に整理・整頓をして使用する必要がある。貸出した実験台を他の研究室の者が無断で使用してはならない。共通実験台では実験の都度きちんと後片付けをし,次の利用者が直ぐに実験できるようにしておく配慮が特に必要である。

9. 実験中の注意事項(予防規程第11条を参照のこと)

? 館内では飲食・喫煙・化粧を禁止する。

? 実験前後で汚染のチェックを行う。汚染を発見したときは直ちに除染,廃棄などの処置をとること。

?RIの取扱はポリエチレンろ紙で表面被覆をしたバットの中で行うこと。

? RIの汚染および汚染を広げる行為をしないこと。

? 空気中に飛散するおそれのあるRIはフードあるいはグローブボックスの中で使用すること。

? 実験机の上,及び周辺を常に整理・整頓をすること。

10.再登録

放射線業務従事者の登録はその年度内に限り有効であるので,次年度に引き続き放射線業務従事者になる必要があれば,その年度内の末日までに登録の更新を申請し,年度末に行われる再教育訓練を受講する。

11.年間利用計画書,利用願の提出

年度末に「年間利用計画書」,「RI部門利用申請書利用願」の提出をす

 る。

12.緊急時の処置

(1)次の事態の発生を発見した者は,直ちに放射線取扱主任者(またはRI部門職員)に通報する。(?の場合は直接安全委員長へ)

? RIの盗難,又は所在不明が生じたとき。

? RIあるいはそれに汚染したもの(液体状,気体状,表面汚染密度限度の1/10以上の汚染)が管理区域外にあるいは異常に漏洩したとき。

? 管理区域に立ち入った者が異常に被曝,又は被曝したおそれのあるとき。

? 地震,火災,風水害等により,放射線障害,もしくは発生するおそれのあるとき。

? 上記以外の放射線による事故が発生し,又は発生したおそれのあるとき。

  (2)火災を発見した場合,人命第一に考え,冷静に行動する。周辺に危険性を知らせるとともに,直ちに逃げること。

13.罰則

   使用の取り決めに反する行為,モラルに反する行為を行った場合は利用停止等のペナルティーが課せられる。また,利用者がRI備え付けの機器類を破損または紛失した場合は修理費等の一部又は全部が利用者の負担となることがある。

前へ 先頭へ
Copyright (C) Central Research Laboratory. All right reserved.since 1996/2/1