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第78回支援センターセミナー


第3回解剖学セミナー 解剖学の歴史

演 者

島田 和幸(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 神経病学講座 人体構造解剖学分野 教授)

日 時

平成22年12月22日(水)18:00 〜

場 所

実習棟2階 A講義室

講演要旨

 『温故知新』と云うことわざがある。新しい知識を得る前にそれまでの経過を知ることも重要であると云う意味である。解剖学に関しては形態学に始まり今日では分子生物学からさらに遺伝子レベルの研究へと発展進歩しており、これらの知識は今後ますます発展して治療への応用へと夢は広がっている。その様な現在でも医学生になるとまず最初の基礎医学科目としての解剖学すなわち人体の構造、人体地図を知ることは今も昔も同様であり、この知識なくして医学の理解や治療を完全に遂行することはできない。
 そこで今回は人体の構造を学ぶ解剖学がこれまで歩んできた歴史について少しふりかえってみたい。人々は今も昔も同様に造化の妙とも言うべき人体の構造を知ることに興味をもってきた。西洋においては古くはギリシャ時代に端を発している。しかし実際解剖学的な知識が充実されてくるのはルネッサンス期に入りアンドレ・ベザリウスの時代になってからである。その後、18世紀から19世紀に入るとドイツを中心として形態学的な発見があいつぎ報告され、その多くの業績が今日の医学の基礎ともなっている。一方、我が国においては1774年『解體新書』が杉田玄白、前野良沢等により出版されることによりようやく中国系医学から西洋医学への開花が始まり、その後明治初期にはドイツ医学導入と共に日本の医学教育も充実するようになる。解剖学についても教育研究にと大きく発達進歩をとげ今日に至っている。
 今回は、以上の様に解剖学の歩んできた歴史的経過に関して西洋及び我が国についてふりかえってみる。

解剖学講座・実験実習支援センター 共催

このセミナーは大学院の講義として認定されています。

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Last Updated 2010/12/6