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第95回実験実習支援センターセミナー


第16回解剖学セミナー
 演題1:映画で学ぶ頭蓋頚椎移行部の臨床解剖
演題2:てんかんとその治療方法:側頭葉を中心とした神経解剖と臨床

日 時

平成24年12月25日(火)16:00 〜17:30

場 所

基礎研究棟2階 教職員ロビー

演題1「映画で学ぶ頭蓋頚椎移行部の臨床解剖」

安田宗義(愛知医科大学脳神経外科講師)

頭蓋頚椎移行部は脳神経外科のみならず耳鼻咽喉科、口腔外科など複数の専門科にまたがる領域で、外科治療に際しては特殊な解剖学的背景の理解が必要になる。 環椎・軸椎は小さい骨であるにも関わらず、頭部重量を支えながらその回旋・屈曲の自由度を確保している。さらに大後頭孔周囲頭蓋底も含めた範囲では重要血管、下位脳神経、脊髄を保護している。互いに相反するこれらの役割を同時に担うため、環軸椎移行部は極めて機能的な構造をしている。成人における頭蓋頚椎移行部外傷は転落・交通外傷に伴う高エネルギー損傷で生じやすい。従来その多くは致死的であったが、近年は救急医学や患者搬送システムが大きく進歩・発達してきたため、臨床現場でこのような患者に遭遇することが増えつつある。今回はこのような事例において外科治療に有用な解剖知識を整理し、短編映画を用いて実際の事例を紹介する。

演題2「てんかんとその治療方法:側頭葉解剖を中心とした神経解剖と臨床」

藤本礼尚(聖隷浜松病院脳神経外科主任医長)

てんかんとは何でしょうか?最近テレビなどで聞いたことはあるものの実際はどういう状態かはわからない、また実際に診療をしていても詳しくはわからないという方が多いのではないでしょうか。その一方100人に一人の罹病率のため、これに悩まされている方も多いのが実情です。てんかんは国家試験問題にはほぼ触れられていない日本の医学教育の盲点でもあります。しかし実際の診療の場では多数遭遇する病態です。今回てんかんの歴史から現在の治療まで社会的問題も含め側頭葉解剖を中心に短時間で少しでも理解していただきたく簡単にまとめました。発作時ビデオも交えてどう考えていけばよいのかなどをお話しいたします。

解剖学講座・脳神経外科学講座・実験実習支援センター 共催


このセミナーは大学院博士課程の講義として認定されています。


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Last Updated 2012/12/5