東京医科歯科大学神経内科 講師 横田 隆徳
平成14年11月29日(金)19:00〜20:00
基礎研究棟2階 教官ロビー
近年、ゲノム遺伝子操作による遺伝子ノックアウトに比してより簡便で応用性の広い遺伝子発現抑制法としてRNA干渉(RNA
interference:RNAi)法が注目されてきた。当初、線虫において発見された二重鎖RNAによるRNAiは哺乳動物細胞への適応が困難と
考えられていたが、21merの短いRNA(short interference RNA;siRNA)を用いて哺乳動物細胞でも有効に遺伝子発現抑制ができる
ことが最近になり報告された。培養細胞への種々の応用に加え、個体レベルでも遺伝子ノックダウン技術として試みられつつある。
今回、siRNA使用の実際とさらに臨床応用への可能性として遺伝子治療への展望を概説する。
分子神経科学研究センター 共 催
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Last Updated 2005/7/21