ブルカー・ダルトニクス株式会社 志村 信之
平成16年9月10日(金) 16:00〜17:30
基礎研究棟2階 教官ロビー
現在のバイオ分野における質量分析装置の役割は高感度でタンパク質の同定や翻訳後修飾解析、天然物、代謝物の解析を行う上で大変重要
でありそのような要望に対する質量分析装置の技術的な向上や新しい分析技術の開発についても日に日に成果が発表されています。質量分析
装置による構造解析ではイオン化法の違いにより主に二つに大別され、ひとつはMALDI-TOFであり、もうひとつはESI-MS/MSです。
ESI-MS/MSでありますイオントラップ型質量分析装置の特徴としまして多段階のMSn測定が可能であり、その測定データから詳細な構造
解析を行える点にあります。さらにブルカー・ダルトニクスの装置はこれまでのイオントラップ型MSの常識を覆す高精度・高分解能を実現
しました。
今回はブルカー・ダルトニクス社イオントラップ型MS esquire4000を用いましたProteomics解析およびその他の最新の質量分析を用い
た測定・解析例などについてご紹介させていただきます。
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Last Updated 2005/6/22