日本バイオ・ラッドラボラトリーズ株式会社
平成16年10月4日(月) 16:00〜17:30
基礎研究棟2階 教官ロビー
ヒトゲノムの解読に伴い、ゲノム情報を創薬、診断、治療にいかに還元できるかが重要な課題となっています。もとより薬剤の標的と
されるシグナル因子や確定診断に用いられる各種マーカーは単独で働くというよりはむしろ他の分子と相補的に働くので、それらの多数同時
測定は有効であると思われます。この多数を同時に測定する技術こそがポストゲノムの医療において必須ですが、従来法では限界があり
ブレークスルーが求められていました。
Bio-Plexサスペンションシステムはその名の通り蛍光ビーズを溶液中にsuspendした新しいタイプのアレイで、微量の検体から、多数の
タンパク質を、同時に、短時間で測定することが可能です。平面型のアレイに比べ感度が著しく高く、pgオーダーでの多項目同時解析を可能
とする特徴を持っています。
今回のセミナーでは、サスペンションアレイの技術とその応用について、ポストゲノムの創薬と臨床への応用を中心に紹介いたします。
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Last Updated 2005/6/22