演 者:高橋 敬二(Applied Biosystems Japan)
日 時:平成20年6月10日(火)15:00〜17:00
場 所:基礎研究棟2階 教職員ロビー
SOLiDTM シーケンシングケミストリーと特徴
フラグメントライブラリ・メィトペアライブラリの調整
ライゲースおよび2塩基同時解読法による高精度なシーケンシング
さらなるハイスループットへの拡張性
SOLiDTM を使用したアプリケーションおよびデータ実例
ゲノム構造変化の解明
SNPの網羅的同定
ヌクレオソーム構造の解析
今秋発売予定のアプライドバイオシステムズ社製SOLiDTMはフラグメントライブラリおよびメィトペアライブラリ両者を解析可能な画期的な次世代シーケンサーです。エマルジョンPCRや解析用ビーズの高密度配置といった革新的な技術により、一回のランで最長35bpの配列が数千万本、最大6ギガ(60億)bp弱のマッピング可能(参照配列に対してアライメント可能)な配列データを得ることができ、次世代シーケンサーの中で最高のスループットを実現しています。また、ライゲーション反応によるシーケンシングや2塩基同時解読法の採用により、高い精度が示されています。本セミナーではSOLiDTMのシーケンシングケミストリーおよび特徴について紹介させていただきます。さらに、SOLiDTMを用いた共同研究の結果から、興味深い知見が得られつつあります。 ゲノム上の挿入・欠失の同定にSOLiDTMのメィトペアライブラリの力が示されました。さらに、SNPの網羅的な同定や、ヌクレオソーム構造の解析、トランスクリプトーム解析といった種々のアプリケーションから得られた最新のデータについても併せてご紹介させていただきます。
このセミナーは大学院の講義(実習・演習系)として認定されています。 |
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Last Updated 2008/5/29