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第62回実験実習支援センターテクニカルセミナー


内在性タンパク質の二分子間相互作用局在解析に!
〜Olink Bioscience社 Duolink in situ PLA〜

セミナー

演 者:廣田勝也(ナカライテスク株式会社 マーケティング部)

日 時:平成23年6月28日(火)16:00〜

場 所:基礎研究棟2階 教職員ロビー

概要

 Olink社のDuolinkTMシステムは、In situ Proximity Ligation Assay(in situ PLA)法に基づいた、免疫組織染色のシステムです。in situ PLA法はターゲットを認識する2種類の一次抗体とそれぞれに対するオリゴヌクレオチド標識された二次抗体、蛍光または酵素標識されたプローブを使用した検出法で、微量なターゲットを特異的に検出する独自の増感技術です。この原理により高い特異性と感度を実現しており、ターゲット1分子レベルでの検出、可視化、定量が可能となります。本システムの検出に特殊な装置は必要なく、通常の蛍光顕微鏡(蛍光標識プローブ)や光学顕微鏡(酵素標識プローブ)が利用できます。本システムを使用すると、融合タンパク質の発現や、タンパクの過剰発現をさせることなく固定された組織や細胞内において内在性タンパク質の修飾や相互作用を解析することが可能となります。また、本システムは多検体を用いたHTSの有効なツールともなります。今回は、TGF-β刺激によるSMADの複合体形成に関するデータ、VEGF-R2とPDGF-RBの相互作用に関する確認試験、頭部および頸部がんにおけるEGFRのリン酸化レベルの相関についてご紹介させていただきます。また、ホモダイマータンパク質の検出についてもいくつかの結果を交えてご紹介させていただきます。


このセミナーは大学院の講義(実習・演習系)として認定されています。


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Last Updated 2011/6/15