日 時:平成27年11月14日(火)15:00〜17:00
演 者:株式会社島津製作所
場 所:基礎研究棟2階 教職員ロビー
■3次元培養の意義と最適な培養基材のご提案
演者:住友ベークライト株式会社 佐倉武司 概要(30分)
再生医療分野(iPS細胞)、抗がん剤薬効評価(ガン細胞)、薬物動態・細胞毒性評価(肝細胞)などの分野で3次元培養で実験を行うことにより、平面培養には無い特性が得られることが分かってきています。今回はそれぞれの分野に最適な培養基材と実施例などを紹介いたします。
■高速3DスキャナーCell3iMagerによるスフェロイドイメージング
演者:株式会社島津製作所 江連徹 概要(20分)
Cell3iMagerは、スフェロイドを高速スキャンし、そのサイズや形態から細胞の増殖や減少を正確に計測する装置です。従来の検査試薬を必要とせず、非破壊・非侵襲で、同一スフェロイドの経時的な変化が計測可能です。今回は、薬剤スクリーニングや毒性試験、再生医療の分野でも注目される3次元培養に最適な本装置をアプリケーションを交えながらご紹介いたします。
■MultiNAを用いたゲノム編集チェックのご紹介
演者:株式会社島津製作所 曽我部有司 概要(30分)
マウスやゼブラフィッシュなどの実験動物の遺伝子を、従来よりずっと簡便に改変することができるCRISPRやTALENと呼ばれる試薬が市販され、急速に普及しています。
本研究では、遺伝子が狙い通りに改変したかを多くのサンプルで確認する必要があり、自動化・分離能力に優れるMultiNAが有効と評価されています。本研究へMultiNAを応用した事例をデータとともにご紹介いたします。
■ダメージレスセルソーターPERFLOW Sortによるシングルセルソーティング
演者:株式会社島津製作所 江連徹 概要(15分)
PERFLOW Sortは従来のセルソーターが細胞に与える物理的ダメージを極限まで抑えたダメージレスセルソーターです。そのため、iPS細胞やES細胞、神経細胞など、弱い細胞や巨核球、スフェロイドもソーティング後に培養、分化が可能です。今回は、ゲノム編集後のシングルセルソーティングにも最適な本装置をアプリケーションを交えながらご紹介いたします。
このセミナーは大学院の講義(実習・演習系)として認定されています |
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Last Updated 2015/11/13