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蛍光顕微鏡とバイオイメージング

黒川 清  (解剖学第二講座 助教授)

蛍光顕微鏡、免疫組織化学、CCDカメラ、GFP、FRET

 その昔、中枢神経系におけるアミンニューロンの形態学的研究に蛍光組織化学という手法が広く用いられた時代がありました。  その後、免疫組織化学が開発されました。 もちろんFITCなどの蛍光物質を標識物とする蛍光免疫組織化学法も開発されたのですが、 永久標本とならない、感度が悪いなどの理由でDABとかDAB-Niを用いるABC法とかPAP法がより一般的な方法として普及してき ました。
 ところが近年、蛍光顕微鏡の改良や各種蛍光物質の開発などによって見直され、そこにGreen Fluorescent Protein (GFP) の 利用のブームや、CCDカメラの改良、新規蛍光物質の開発等がおこなわれ、まさに蛍光の時代がやってきました。
 本講義では蛍光顕微鏡の原理についてのべるとともに、最近の蛍光物質の特徴をのべ、多重免疫組織化学の方法、得られた画像の 処理などについて概説する。

 現在、広く用いられている正立型蛍光顕微鏡は落射蛍光顕微鏡で、励起フィルター、ダイクロイックミラー、吸収フィルターの 3つが1つになったフィルターキューブを用いるケースが多い。実験実習センターに設置されている顕微鏡もこのタイプである。  そこで、以下の項目について解説する。
  1. 落射蛍光顕微鏡の特徴
  2. 光源
  3. 蛍光顕微鏡での観察のポイント
  4. フィルターワーク
  5. 自家蛍光に対する対策
  6. 蛍光色素
  7. 蛍光減弱防止剤
  8. 多重染色の実際

 つぎに、自験例を中心にGFPの実際の利用法について以下の項目を概説する。
  1. GFPベクター種類と特性
  2. GFPベクターへの遺伝子の導入の実際
  3. 培養細胞における利用
  4. CCDカメラの原理と利用法
  5. FRETとレシオイメージ

 ポストゲノムの時代においてますます、蛍光顕微鏡は重要なツールとなっています。 そのため明視野の顕微鏡さえ 使ったことのない研究者が使うようになってきました。 多くの研究者が間違えの無いように、蛍光顕微鏡を使いより 良い画像を得られる手助けに本講義が役立つことを期待します。

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Last Updated 2005/8/5